震災後6年

震災後6年たった。マスコミでは盛んに震災後6年の特集を組んで、被災地のその後の復興を様子を報道しているが、どこでも復興が遅れている。震災後何年というテーマはこの時期の年中行事の一環でしかない。

私たちは何事もすぐ忘れるのだ。この震災はそれでも日本人が忘れてはいけないのだと考えようとしている。

これからの日本はこのつらい記憶を背負っていくのがふさわしい。福島の原発事故は、日本に致命的な傷を与えた。致命的な傷を負った日本が、それでも生き延びようとするとき、致命的な震災の傷とこれからどうやって付き合っていくのかを考えなければどうやっても生き延びていくことはできないだろう。